りすぐだ2

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赤単GGGについて思うこと

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たまには真面目に使用デッキについて論じてみようと思います。

 

フォロワーのDMPはご存知の通り、僕は2017年春の新章開幕以降ずっと【赤単ビートジョッキー】を握り続けています。以前CSで優勝した時に使っていたのは準赤単の《"罰怒"ブランド》が中心のデッキでしたが、その後《"轟轟轟"ブランド》が登場してからは肉汁轟轟轟をメインに据えた更に速いデッキを使うようになりました。

本題に移りましょう。最近赤単GGGを使っていて思うこと、それは…

 

『勝てない』

 

これです。

サッヴァーク†LEGGENDARIAの登場で純粋に相性の悪い相手が増えたのはありますが、それを差し引いても最近あまりにも勝率が芳しくありません。何回か参加した店舗予選でも決して不利対面では無いに全敗するなど、環境の変化では説明出来ない事態が起きています。

そもそも同じような構築がそれなりの割合で優勝、あるいは入賞している以上構築や環境は言い訳になりませんし、赤単GGGにはプレイングもクソも無いのでこれも原因とは考えられません。

それ以外に考えられる敗因は1つしかないでしょう。それは…

 

『じゃんけんに負けている』

 

これです。

当然ながら速攻デッキを使う以上、先攻を取れるか否かは死活問題です。デュエマではじゃんけんに勝った方が問答無用で先攻なので、じゃんけんに勝つ事さえ出来れば試合の勝率も上がるという訳ですね。

描写こそされていませんが、漫画やアニメのキャラクターも"真のデュエル"を始める際には命懸けでじゃんけんしている事でしょう。

 

しかし、僕はここ最近あまりじゃんけんに勝てておらず、轟轟轟で走る前にグリギャンからの卍降臨を許すこともザラにあるのが現状です。

対策を考えていない訳ではありません。僕にはGP7thの時から使い続けているじゃんけん必勝法があるのでとりあえず紹介します。

《りすろん式 じゃんけん必勝法》

①勢いよく手を出そうとする闘志に溢れているプレーヤーは、グーを出す傾向があるのでパーで倒す

②逆に闘志に溢れていないプレーヤーは、①のようなプレーヤーを倒そうと本能的にパーを出す傾向がある。これはチョキで倒す

③どちらとも言えない時は間をとってグーを出してみる

④あいこの時は闘志の変化を見て判断する(例えば直前より闘志が増している相手にはパーを出す)

世の中を舐めているのかと問われれば「はいそうです」と正直に答えざるを得ないのですが、実際僕はこのやり方で5割程度の勝率を確保しています。僕のじゃんけん地力では勝率3割が関の山なので、この必勝法で勝率が2割も上がっている計算になりますね。

日常的に勝率8割を実現しているじゃんけんランカーがこの方法に手を出そうものなら100%勝てるようになってしまう、と書けばその凶悪さがお分かり頂けるのではないでしょうか。

 

とは言えこれを駆使してもあまり勝てていない訳ですから、これは僕のじゃんけん地力が必勝法でもカバー出来ない程に低下していると見ていいでしょう。他の対策も考える必要があります。

プレーヤーの素質に縛られないじゃんけん必勝法を模索したいところですが、本当にそんな手段があるのでしょうか。もういっそ対戦相手を路地裏で殴り倒して不戦勝を狙った方が早いような………ん?

 

殴り倒す………拳で………

 

 

 

あ!!!!!

 

 

 

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こいつだ!!!!!!

 

 

デシブコの持つ『各ターンに一度、ジャンケンで負ける時、代わりに勝ったことにしてもよい。』という能力を使えば、試合開始前のじゃんけんで負けても置換効果で勝つことが出来ます。最初のじゃんけんにカードが割り込める訳が無いと正論パンチを繰り出された時にはこちらも迷わずで応戦しましょう。

 

たったこれだけの簡単な方法であるにも関わらず実行に移したプレーヤーがいないのは、やはり実現が難しいからでしょう。確かにゲーム開始前のバトルゾーンに巨大ゼニスを堂々とセットすれば、相手に反則を指摘され、ジャッジに【失格】を告げられ、タカラトミーから12ヶ月間のDMPランキング停止処分を頂戴することは避けられません。

しかし赤単GGGでもっと勝つという目的を果たす為にもここで退く訳にはいきません。本当にバトルゾーンにデシブコを用意するのは不可能なのか考えている内に2つの案が浮かんできました。

 

①手品を使う

要は対戦相手に反則を指摘されなければいい訳です。例えば、相手がデシブコ以外の何かに気を取られている間にじゃんけんまで済ませてしまえば先攻はもうこちらの手の内なのです。

どうにかして気を逸らせればそれで万事解決なのですが、しかし相手も一流デュエリストである以上はそう簡単にカードから意識を逸らしてなどくれないと考えるべきです。

 

そこで手品を使い、デシブコを華麗にバトルゾーンへ出現させます。

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すると相手はカードが突然出現した驚きのあまり、それが反則であることを忘れてしまうでしょう。

カードに全力で意識を向けている人物の気を逸らす一番手っ取り早い方法、それもまたカードなのです。業界用語ではこのテクニックをミスディレクションと呼ぶそうなので覚えておきましょう。

 

②ドア・イン・ザ・フェイス・テクニックを使う

ドアインザなんとかを知らない人は各自で調べて下さい。これも①と同じく相手の指摘を受けないことを目的とした方法ですね。

要約すると、前もってバトルゾーンにデシブコよりも強いクリーチャーを用意しておき、相手の指摘を受けた上でそれをデシブコに入れ替えてやると相手は「まあデシブコならいっか」と容認してしまい、こちらの反則を見逃す結果になるという寸法です。

では、用意しておくデシブコより強いクリーチャーとして相応しいのはどんなカードなのでしょうか。当然ですがデシブコを悠々と超えるパワーと能力を持っていなければドアインザフェイスが成り立ちません。

真っ先に思い付いたドキンダムやドルマゲドンはバトルゾーンを離れると敗北する手痛いデメリットを抱えているので不適格。それなら通常クリーチャーで最もパワーが高いヤツを探せば丁度いい気がしてきました。となると該当カードは……

 

 

 

 

 

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そう、《トランプ・だいとうりょう》です。

 

13コストというゼニス級の威厳を放つ上にパワーがデシブコ約2.5倍の52000もあり、更にデシブコが持っていないワールド・ブレイカまで完備している、正に最強のクリーチャーです。奇しくもデシブコと同じく『ペリッ!! スペシャルだらけのミステリーパック』に収録されているカードであり、この2枚がデザイナーズコンボの可能性も否定は出来ません。

こんなスケール違いのクリーチャーを目の当たりにした対戦相手は、直後にデシブコを見てもそれを脅威と認識することができないでしょう。じゃんけんの勝敗を覆す程度の能力なんてワールドブレイカーに比べれば生易しい、と。

 

以上を踏まえて調整したレシピがこちらです。

 

【赤単GGG withデシブコ】

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いい感触です。できれば今すぐにでもこのデッキでCSに臨みたいところですが、生憎僕は金欠でミステリーパックが買えないので、とりあえず僕以外で【赤単GGGを使う方は今すぐミステリーパックを買い占めにカードショップへ走りましょう。そして是非とも実際に使ってみたご意見やご感想をお寄せ頂ければと思います。

 

 

 

〜最後に〜

こんなクソみたいな記事書いてるから勝てないんだよな

 

 

 

 

 

追記[2021/9/6]

この記事を最初に書いてから約3年、デュエル・マスターズを取り巻く環境も色々と変わりました。ここではこの記事と関係ありそうな変化をピックアップしていきます。

 

①『入れ替える』のルール変更

少しややこしい話になりますが、めちゃくちゃ簡単に言えば『除去耐性を持つクリーチャーは、他のゾーンのクリーチャーと入れ替えようとする事が出来ない』みたいなルールになりました。

この影響でデシブコのドアインザフェイスに除去耐性を持つクリーチャーを使えなくなったのですが、トランプにはそんな上等なもん付いてないのでこれは安心して大丈夫です。

 

②高パワーの通常クリーチャーについて

環境の変化とかそれ以前に、そもそもこの記事を書いた時点で最もパワーの高い通常クリーチャーはトランプじゃなくてパワー71000《伝説の正体 ギュウジン丸》でした。間違った情報を掲載してしまった事をお詫び申し上げます。

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まさか投稿から3年弱が経ってから気付くとは思いませんでした。人生どんな発見があるか分かりませんね。

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ここまで聞いて「ならトランプよりギュウジン丸の方がいいんじゃないの?」と思われる方がいるかも知れませんが、残念ながら話はそう簡単ではありません。と言うのもこのクリーチャー、背景ストーリー上で『めちゃくちゃ勿体ぶって偉そうに登場しておきながらドキンダムに瞬殺される』というあまりにダサい末路を辿っており、その話を知っている相手にドアインザフェイが通用するかは怪しいところです。

 

かませ犬の話をしている場合ではありません。なにせこの3年で登場したイカれたパワーカードの中にはバカみたいなパワーを持つクリーチャーも存在し、赤単内でのトランプの地位は今まさに風前の灯となっているのです。

せめてもの救いは今年度の目玉ギミックであるスター進化EXライフがどちらも非常に強力な除去耐性能力だった事でしょう。残念ながらこれらを持つクリーチャーをデシブコと入れ替える事は出来ません。

ところがどっこい、トランプより高いパワーを掲げながら除去耐性の類を持たないクリーチャー、つまり彼にとっての対立候補も少数ながら名乗りを上げております。2体しかいないのでさっさと紹介していきましょう。

 

対立候補 その1

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《∞龍 ゲンムエンペラー》

コスト∞、パワー∞、ブレイク∞とやるだけやっちゃったモンスターで、トランプと違って環境でもしっかり活躍した実績を持っている総じてめちゃくちゃに強いカードです。ギュウジン丸と違って背景ストーリーでもバッチリかっこいいので文句のつけようがありません。

……ですがしかし、このカードもトランプに劣る部分が一つだけあります。それはこいつが多色カードであるという点です。

赤単を使った事のある方なら分かると思いますが、あのデッキに他の色をタッチで入れてるといざって時にマナ置きでめちゃくちゃ困る羽目になるんですよ。単色のホーリーでもそんな事が起こるぐらいですし、ゲンムのような赤を含まない多色カードはピン挿しでも採用したくないのが本音です。

以上の理由から、トランプとゲンムを比較すればトランプに軍牌が上がると判断しました。デュエマにおいて文明というものが如何に大切かよく分かりますね。

 

対立候補 その2

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《伝説の禁断 ドキンダムX GS》

あのドキンダムの派生カードで、本家と違って普通にデッキに入れて使える通常クリーチャーです。当然ですが能力が色々と変わっており、例えば本家と違ってバトルゾーンを離れてもゲームに負ける事はありません。

えー、ここで皆さんに残念なお知らせがあります。

 

こいつの方がトランプより強いです。

 

コストとパワーがデカいのはもちろんですが、他の候補と違って赤単色のカードなのでマナゾーンに置いても全く問題ありません。

パワーが高くても所詮はT・ブレイカーだし頼りなくない?という声があるかも知れませんが、この圧巻のイラストを見ればそんな些細な事はどうでもよくなるでしょう。重要なのは相手にプレッシャーをかけてデシブコまで繋げられるかどうかですから、打点よりもインパクトを優先するべきなのは明白です。

 

結論が出ました。現時点でデシブコを着地させる為のドンザフェイに最も有効なカードは、《トランプ・だいとうりょう》ではなく《伝説の禁断 ドキンダムX GS》です。

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そうと決まれば早速レシピの練り直しです。轟轟轟が殿堂入りした事もあってどのような形にまとめるか悩みましたが、まあ轟轟轟の記事なので殿堂ゼロ仕様の【赤単GGG】でいいのかなーとか思いながらざっくり組みました。

【赤単GGG withデシブコ 2021】

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いい感触です。シンプルに速くて強そうでド派手なのでカッコいいですし、あとクッソ安いんでデュエマ初心者にもオススメしやすいですね。

殿堂ゼロで遊ぶ機会があんまり無いって問題は残りますが、まあ最悪僕で良ければどなたでもリモートとかで対戦させて頂きますので、デシブコに興味ある方は是非ともお気軽にご連絡下さいって事で。

 

 

 

〜最後に〜

こんなクソみたいな追記するぐらいなら新しい記事書けって話なんだよな