りすぐだ2

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金〇に静脈瘤ができたので手術した話(後編)



 

※この記事は前回の続きですので、未読の方は是非そちらを先にお読みください。また、この記事では医学的な話をするためにやむを得ず性的な単語が頻出します。ご了承ください。

risoron-dayo.hatenablog.jp

 

 

~前回のあらすじ~

オレの名前はりすろん!バリバリ健康体の20代後半、オタクだぜ!!

金玉が痛えから病院に行ったら、精索静脈瘤とかいう病気が見つかって手術する事になったぜ!!怖いぜ!!!!!

 

 

8月(手術前検査)

 

前回の最後で書いた通り、この日は手術前の血液・精液検査とその結果の確認を行いました。採血は7月に終わっていたので、この日用意すべきは精液だけです。

 

そう、精液を用意しなければならず、しかもそれを検査結果という数字で評価されるのです。

 

想像してみてください。もし自分の精液に点数をつけられるのなら、折角だしベストコンディションで臨んで良い点取りたくないですか?少なくとも僕はそう思いました。

男の沽券に関わることです。真剣に取り組みたいですよね。

 

そうなると重要なのはどんな条件でシコるのか、これに尽きます。考えていきましょう。

 

条件①オナ禁する

精液の質を上げるとなると一番手っ取り早いのがこれでしょう。

しかし前回お話した通り、僕は『命のタマ』状態なので射精を我慢すると金玉が激しく痛みます。当初の予定では3日程度溜めるはずだったのですが、結局痛みに耐えかねてシコってしまったので禁欲期間1日で勝負する羽目になりました。悔しいです。

 

条件②集中する

「誰かが入ってくるかもしれない……」という不安はオナニーの質を大きく低下させます。そのスリルを興奮材料にできる人もいそうですが僕は普通に嫌です。

運の良いことに、当時の僕は一人暮らしだったのでその辺の心配はありませんでした。何の集金が来ようとも精液採取の邪魔はさせません。

 

条件③良質なオカズ

このブログを普段から読んで下さっている方ならご存じの通り、僕は日頃からDLsiteで買ったASMRのえっちな音声作品でシコっています。

なので、ここだけはいつも通りやらせて貰います。いつものです。

 

 

今回紹介するのはこちら!!!※18歳未満はアクセス禁止です

 

 

えっちでかわいくてさびしがりやな妖狐

www.dlsite.com

 

い つ も の

 

このブログでも既に3回ぐらい紹介してるやつですが、何年経っても色褪せない名作だと思います。めがみそふとを信じましょう。

ここで紹介したという事はつまり、今回の精液検査でもこの作品でシコったという訳です。もちろん選んだ理由がちゃんとあるのですが、これも話すと長くなってしまうので今は最低限の説明に留めます。

↑最低限の説明

 

精液を採取する上で最も警戒すべき失敗は『オカズ選びに失敗していい感じに射精できなかった』でしょう。これを回避するなら抜き慣れたオカズに頼るのが一番です。

皆さんも将来の精液検査に備えて安定オカズを見つけておくことをお勧めします。

 

……さて、話が少し逸れてしまったので当日の話に戻ります。

 

上記の通り、申し分ない環境で気持ちよくシコった僕は無事に精液を採取できました。

なお、診察の予約が変な時間にしか取れず、仕事を早退してオナニーする羽目になった事も併記しておきます。罪悪感がすごいですが、これは病院側の都合なので僕は悪くありません。

 

自宅から病院までの道のりでは「自分は今、ホカホカの精液を持ち運んでいる」という事実に底知れぬ恐怖を感じましたが、よく考えたらみんな昔はウンコやオシッコを学校に持ち寄っていた訳ですし、精液ぐらいならまだ耐えるのかな(?)とかそんなことを考えていました。

病院に到着して検体を提出した時には「○○さんの精液ですね」とド直球の確認をされたのですが、それでも恥ずかしさより精液を手放せた安堵の方が大きかったです。人間、持ってはいけないものを持つとここまで不安定になれるんですね。

 

 

 

大変お待たせしました。ここからが検査の結果です。

 

まずは血液検査から……と言ってもこちらは特に異常もなく、性病の心配はありませんでした。

3年前に行った男の娘〇俗で何か貰ったりしてないか、実はちょっとだけ不安だったので安心しました。あれの続編はまだ厳しいかなーって。ごめんね

 

で、肝心の精液検査です。当日中に結果を印刷したプリントが貰えたので、そのまま写真で発表します。

 

 

 

 

 

 

え???

 

 

 

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え??!??!?

 

 

 

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不良!?!!???!???

 

 

 

なんという事でしょう。赤点ラインの150を大きく下回る65.5という悲惨な結果が出ました。

 

精索静脈瘤とは言えど、健康的な20代男性がここまで酷い結果になるとは思いませんでした。これが自覚症状ナシに金玉にダメージを与える精索静脈瘤という病気の恐ろしいところなのでしょうか。普通にショックです。

 

あと人の精子に対して不良ってなんですか。このような人を傷つける呼称はよくないので、例えば『良好・中間・不良』から『すごいね!・いいね!・がんばって!』に変更するべきだと思います。

 

さて、この結果を項目毎に見てみると偏りがある事が分かります。

まず、精液量が多いです。禁欲期間が短かった癖に量だけ基準値の3倍以上あり、WHO発表の2021年版の基準値と照らし合わせても精液量・精子濃度・総精子は最低ラインを上回っています。普通・普通・多めですね。

(参考:精液検査の基準値比較 2021年版と2010年版 - TENGAヘルスケア プロダクトサイト

 

問題があったのは精子の質です。正常に運動している精子が少なく、この数字からも金玉が熱ダメージを受けている事が伝わってきます。ほんまに放置してごめん。

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(6割以上の精子がDに分類されています)

 

また、運動していても前進率が低く、精子があらぬ方向へ好き勝手動き回っている様子が伺えます。僕自身も持ち前のADHDで好き勝手動き回る事があるのですが、まさか精子にまでADHDが遺伝するとは思いませんでした。これは精索静脈瘤と関係ない気がします。

ちなみに僕はADHDの症状を抑えるコンサータという薬を飲んでいるのですが、精子関連の副作用はあまり無いようです。他には勃起不全の報告がありますが、先述の通り毎日射精していて病気の発見が遅れた僕には関係ありませんね。

 

 

以上が検査の結果です。精索静脈瘤の影響を受けているとしか思えず、普通に手術が決定しました。

先生も「禁欲期間が短いからこれが全てじゃないけど…」とフォローしてくれましたが、量や濃度ではなく質の問題なのであまり慰めにはなっていません。

「じゃあ手術はこの日にしますね」

と、診察の日付を決めるノリで手術日が決まり、手術説明書と同意書を渡されてこの日は病院を後にしました。

 

その後、時間が中途半端だったので音ゲーをやりに行きましたが、あまり良い結果は出ませんでした。

 

 

9月(手術)

 

どんな手術にも色々と注意事項があるもので、僕は前日から準備に追われていました。以下はその一例です。

 

『指示のあった部分を剃毛してください』

 →左半分だけ剃ればよかったのですが、気持ち悪すぎるので全部剃りました

『ゆったりとしたトランクスをご準備ください』

 →ふたいたいはボクサー型のパンツを履いているので買いました(不服)

『同意書の確認をお願いします』

 →失くしました(ADHD

 

こんな感じですね。同意書が無いことに気付いたのは深夜でしたが、まあ病院でもう1枚貰ってその場で書けばええやろの精神でその日はぐっすりお眠りました。

 

当日は朝から病院へ向かい、受付を済ませて待機室みたいなベッドのある小部屋に通されました。副作用の都合でコンサータを抜いていたので予定時刻通りに行動できたのは中々のラッキーでしたね。

なお、紛失した同意書については申告したら普通に貰えました。世界は想像よりずっと優しいのかもしれません。

 

トイレを済ませ、荷物を預け、ガウンに着替え、名前入りのバンドを巻かれ、点滴を打たれ……そうやって準備ができると、ついに手術室へ案内されます。小部屋から手術室までの移動は徒歩でした。

 

手術室へ入ると自分で手術台へ上がって横になり、自分でちんちんを出しました。別に他人にちんちんを出して欲しかった訳ではないのですが、看護師の女性がいる前で下半身を露出するのは若干の抵抗がありました

これは完全に余談なのですが、僕は男性の前で股間をさらけ出す事にはそれほど抵抗がありません。

 

 

話を戻します。手術を受けた経験のない方には馴染みが薄いかも知れませんが、麻酔の前には本人確認が入りがちです。

「お名前を教えてください」「○○○と申します」

「今から行う手術は何の手術ですか?」「左の精索静脈瘤の手術です」

「はい、大丈夫です」「ありがとうございます(?)」

ちなみに、ここで精索静脈瘤という名前をキチンと覚えていなかったら質問の最初からやり直しになって結構なタイムロスになるので、金玉RTAに興味のある方は気をつけた方がいいですよ。今回は大丈夫でよかったです。

 

さてさて、ここらで僕がこの度受けた手術の内容を解説しておきましょう。

……なんて言えればよかったのですが、僕のような素人が語るよりちゃんとした病院の案内とか読んだ方がいいと思うのでその辺は丸投げします。気になる人は読んでね。

mens.hanabusaclinic.com

別に手術内容なんて知らなくてもこの記事は楽しめるのですが、「こんな長い説明読めないよ〜><」って方もいると思うのでめちゃくちゃ簡単に要約します。

①腹を割き、静脈瘤を起こしてる血管を縛り、切る

②金玉の血は切った血管とは別の血管から流れるようになる。やったね!

 

さて、本人確認が終わるといよいよ麻酔薬を点滴から投与されます。

事前に「局所麻酔だけど鎮静も行うので寝てる間に終わりますよ」と聞いていたのですが……

 

先生「じゃあ麻酔も効いてきたはずなんで、もうそろそろ始めますね」

まだ全然意識が残ってる僕「え、まだ全然下半身の感覚あるんですけど大丈夫なんd

 

 

 

 

先生「はい、終わったからさっきの部屋に戻って休んで下さい」

 

麻酔ってすごいんですね。

帰りは流石に看護師さんが車椅子で運んでくれました。

 

 

さっきの小部屋で点滴を打たれながら横になっていると、徐々に麻酔が切れて手術の傷口が痛み始めました。位置で言えば丁度チン毛の左半分に収まる辺りです(今はパイパンだけど)。

そのままベッドでぼーっとしていると看護師さんが様子を見にやってきて、特に問題がないことを確認すると「抜糸は4日後です」と一方的に告げて足早に去っていきました。隣の部屋から「やだ~~!!帰る~~~!!!」みたな絶叫がずっと聞こえてたのでそっちで忙しかったのでしょう。

 

この日は牛丼屋の券売機の豪華版みたいな自動精算機で4万円ぐらい支払って病院を後にしました。

 

 

9月(抜糸)

 

こればっかりは仕方ないのですが、手術から数日の間は手術の傷口がそこそこ痛んでしんどかったです。あと風呂はともかく走るのもダメってのが不便でしたね(定刻ギリギリを攻めてダッシュする機会が多々あるので)。

また、手術後から急激に金玉がデカくなる怪奇現象に見舞われました。腫れてるだけなのは分かりましたが、自分の金玉が普段の3割増しぐらいになった光景は普通に怖かったです。

 

で、診察と抜糸です。もちろん金玉エコーもセットですよ。

抜糸自体は2分ぐらいで終わり、経過についても「傷は塞がってる」「切った血管は再生していない」「血液は別の血管から流れている」「総じて問題は無い」との評価を頂きました。これもDDRで培ったクソ高い基礎代謝の賜物ですね。

ちなみにすごく…大きい金玉の腫れについては数日もあれば落ち着くそうです。よかったあ。

 

 

10月(術後検査)

 

この日は2回目の精液検査となります。手術からの1ヶ月間で僕の金玉はどこまで息を吹き返したのでしょうか。

 

なお、手術の前後でどの程度の変化があったかを確認する為にも、精液採取の際は可能な限り前回と同じ条件でシコりました。対照実験は基本ですからね。

具体的には『禁欲期間1日』『集中できる環境』『早退オナニー』『えっちでかわいくてさびしがりやな妖狐がそれに当たります。

 

ごちゃごちゃ言ってても仕方ないので結果発表に移りましょう!

手術前は65.5ptと大惨事だった点数ですが、果たして赤点ラインの150ptにどこまで近付いているのでしょうか?

 

手術から1か月後の結果がこちら!

 

 

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え!?!??!??!?

 

 

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なんで!??!??!?!??!??

 

 

 

何という事でしょう。あれほど悲惨だった点数が更に悪化していました。

精子の直進性は向上しているので量より質に近付いたのは分かるのですが、結果としてモリンフェンを彷彿とさせる中途半端なステータスになっています。

 

とりあえず考えられる原因を挙げてみました。

①そもそも精液検査は振れ幅が大きい。今回はたまたま下振れた

②禁欲期間1日のつもりが、実は我慢できずに寝ぼけて射精していた

③命のタマを失い、火力が下がった

個人的には③が怪しいと思うので、次に精液検査する機会があれば拘ってみるつもりです。いつになるか分かりませんが。

 

先生のコメントはちょっと覚えてないのですが、そんなに気にしなくていいみたいな事を言われた気がします。ショック過ぎて記憶が捏造された可能性は否めません。

 

 

とは言え、術後の経過も良好で日常生活への影響はなくなった訳ですし、これ以上この病院に通う理由はなくなりました。

金玉のダメージこそ尾を引いたものの、僕の通院生活はこうして幕を閉じました。

 

 

その後……

 

あの日の手術から3ヶ月以上が経ちました。

僕の左金玉はもう、痛んでいません。

 

今でも体調が悪くなると傷口が痛む時こそあれど、射精してもしなくても、金玉に鈍痛が走ることはありません。

当然、金玉が腫れ上がることもありません。

 

この記事を書くにあたって3ヶ月ぶりにパイパンにしてみました。

手術の痕がハッキリ残ってミミズ腫れのようになっていましたが、それ以外の異常は見受けられませんでした。

ボクサーパンツを脱ぐと、まるで瘤なんて最初からなかったかのように、ありふれた玉袋がそこで揺れているだけで……

 

 

以上が僕の金玉が救われた話の全てです。

お付き合いありがとうございました。

 

 

最後に

 

そんな感じで僕の体験談はこれで終わりなのですが、最後に改めて皆さんにお伝えしたいことがあります。

それは……

 

身近な金玉を触ろう!!!!!

 

これに尽きます。ふざけてません、マジで真剣に言ってます

 

 

今回僕が発症した精索静脈瘤は基本的に命に関わる病気ではありません。

しかし、発見が遅れれば不妊の原因になりますし、僕のように金玉痛に襲われる可能性だってあります。

金玉を触って瘤に気付くことが出来れば、少なくとも泌尿器科の受診を検討できるはずです。

 

そして、金玉を触ることで発見できる病気は精索静脈瘤だけではありません。精巣癌もまた金玉を触った違和感で発見できる病気ですが、あちらは命に直結する危険がある重大な疾患です。精巣癌の場合は左の金玉が露骨に硬くなったり膨れたりすると言われていますね。

 

この辺は実際に精巣癌になった人の話を読んだ方がいいので、この記事をキッカケに金玉に意識を向けるようになった方は是非とも読んでみて下さい。軽いノリですぐ読めるのでオススメです。

omocoro.jp

 

いずれにせよ、金玉を触って下さい。自分の、パートナーの、あるいはその両方の金玉に関心を持って下さい

瘤はついていませんか?片方だけ硬くなっていませんか?肥大化していませんか?

 

 

正直なんでここまで必死に他人の金玉を心配しているのか自分でも意味分からないんですよね。

 

でもまあ、今一つ思い付きました。

 

みんなに睾丸の病気について知って欲しい、関心を持って欲しい。

 

 

だって…………

 

 

 

 

 

 

 

金玉を触ろう!って言えるの、楽しい~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~!!!!!!!!!!!!!!!

 

 

 

 

 

 

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以上、りすろんでした。ではまた次の記事で。

 

 

 

 

おまけ(順次追加予定)

 

①お詫びと訂正

前編の内容で訂正しないといけない点がありました。まずはこちらの写真をご覧ください。

皆さんご存じ、佐々木です。何度見ても良い表情とポージングですね。

しかし、前編投稿後に聞いた話によると、この時「男の子ないないだよ!!!!」と発言したのは佐々木ではなく……

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こちらのこあらさんという人物だったそうです。曖昧な記憶でセリフをごちゃ混ぜにしてしまった事を深くお詫び申し上げます。

 

 

②限界

年内にこれを書きあげようと深夜まで画面とにらめっこしていたところ、ふと画面を見るとこんな文章が表示されていました。

『こちらの左側の存物、ぱたさmmです。つぃdrん』

こういう時は何をしても無駄なので一刻も早く寝るべきです。

 

 

③その後(2023/09/18)

諸事情により全ての記事の点検をする事になったので、ついでに一部の表現を修正してみました。前の方がよかったって人がいたらこっそり教えて貰えると助かります。

 

その後の金玉事情なのですが、基本的には痛むこともなく落ち着いています。

ただ、強いストレスを受け続けると急に痛む気配が戻ってくるので油断はできません。これについては日々の自己管理を徹底するしかなさそうです。

付け加えると、たまに訪れるなんとなくパイパンにしたい日に手術痕を避けながらチン毛を剃らないといけないのは思いのほか不便ですね。

とは言えそれ以外の不自由は感じていないので、本当に手術してよかったと思います。もし久しぶりにこの記事を読んだよ!という方にがいたら、こうならない為にも今一度金玉のセルフチェックを実施しましょう。

 

僕からは以上です。

 

 

(今後も追記する事があればここに書いていきます。質問なども是非お寄せ下さい)